南青山アンティーク通りクリニック

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第二十一話 STORIES

令和七年四月二十八日(日曜日)

急変

 <前菜>の次は<スープ>?
 従来ならその通りかもしれない…。
が、時代は急変…何が本当で何が嘘かわからなくなっている怖い世の中。

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中途覚醒

 或る日の出来事。
真夜中に覚醒。
 暗闇の中で、部屋の灯りをつけずに、右手を駆使し、NHK-FM放送のスイッチ入れた。

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イヤホン

深夜なので、イヤホンで音を出さないように…。

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Soundless First Story

 無音のsoundlessストーリー(First Story)からスタート。

<深夜便>が流れている。
 午前二時、三時前後?

透明感

 シーンと静まった深夜。
Whitney Houstonの特集。
久しぶりに彼女の透明感溢れた歌声を聞いた。

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レコードセールス

彼女の、世界で2億数千万枚以上の規格外のレコードセールスを思い出す。
数十年前、ケビンコスナーと共演…全世界で大ヒットの映画<ボディガード>。

再び…そして、Second Story

 数日後、再び中途覚醒。
 今度は早朝覚醒に近い。

 FMでもいろいろなものがある。

メッセージ

 あるDJがリスナーのメッセージを読む。
 が、本当の話か偽物の作り話なのかは皆目わからない。

四角関係

 現実の世界では、あり得ない四角関係。
 たぶんフィクション
セカンドストーリー(Second Story)。

絶句

A子さんがB男さんと家族ぐるみで付き合っていた。
 A子さんにC子さんという数歳年下の妹がいる。
 妹さんのC子さんが結婚することになり、姉さんのA子さんも同席。

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壇上に座っているの二人は、妹のC子さんと今は元彼のB男さん。
B男さんの姿を目の当たりにする…眼を擦って何度見てもB男さん。

腑に落ちる

 今頃になって、ようやく
 ここ数年の妹のC子さんとB男さんの怪しげな行動は腑に落ちる。

残酷極まりない

 A子さんにはあまりにも残酷なストーリー。
 A子さんは妹のC子より絶対に幸せになると、心に誓う。

続く想定外の出来事

 A子さんは偶然D男さんと付き合い始める。
妹に負けないほど幸せになると、悔しさいっぱい…どんなことがあっても…。
 女性の意地?

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一堂に会する

 或る日、奇跡的に4人が揃って話し合いの場についた。
 十分過ぎるほど葛藤をぶつけ合った。
 穿った見方をすれば、C子さんとB男さんにとっては、ガス抜きで好都合。
 これ以上文句が言えないレベルまで、言いたいだけ言わせる…

 作戦、それとも戦略?

退席したのは?

不思議なことが起きる。
A子さんとC子さんが先に退席。

異変

通常、長話が大好きな女性が先に退席するのは変…。
男性が先に退席するのはわかるが、延々と語り、共感を感じたいと思うのは、通常女性。
男性であれば、要点のみで十分…。
フェイクかも?

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残された二人

残されたのは二人の男性、B男さんとD男さん。
 B男さんが一言。
われわれの密会は誰も知らない…。

奇想天外の落ち

 こういう最後の<落ち>があるとは?
信じられない<落ち>に驚愕しかない。

入れ替え

 男性と女性をそっくり入れ替えても話は成立する。
 最後まで残るのは、どう考えても女性でないと不自然。

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Third Story

 三回の中途覚醒…サードストリー(Third Story)
 中途覚醒時にFMをつけるとUnder of Sky of Paris(パリの空の下)が流れている。
 まもなく眠気が襲って来る。
 すぐに眠りにつくことができた。

真夜中の静けさ

 深夜の中途覚醒、早朝覚醒などがあったとしても、静けさの中。
言うまでもなく、真夜中に音は立てない…。

一般常識

<スープは音を立てないように飲む>のが常識。
 同様に<夜は静かに…静寂こそが夜>

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性に合わない

 私は、診療後に、鳥料理に冷えたビールを飲む方が性に合っている。
 格式を重視する高価なフレンチよりも、胃に優しい安価の和食でいい…粗食で十分…。