

第一話 幻月
第二話 さらなる<偶然性>と見えていなかった<必然性>
第三話 ちょっぴり早い、クリスマスイブ ―深紅のバラ―
第四話 雪化粧
第五話 お帰りやす
第六話 生演奏
第七話 You Can Do Magic
第八話 Last Train
第九話 美しく流れるメロディライン
第十話 結婚するって本当ですか?
第十一話 Antonym『アントニム』
第十二話 魑魅魍魎
第十三話 俯瞰
第十四話 陶酔
第十五話 ダブル・・・
第十六話 Survive(生き抜く)
第十七話 絶体絶命
第十八話 Out Of Control & Take My Breath Awa
第十九話 I Cannot Die
第二十話 乱高下
第二十一話 STORIES
第二十二話 Brain Jack
第二十三話 人間らしさ…Into the Conflict
第二十四話 影
第二十五話 Lock On
第二十六話 黒子という名の主役
第二十七話 Stay Cool SpecialのBackyard
第二十八話 再び蘇る
第二十九話 風鈴
第三十話 喪失が教えてくれるもの
第三十一話 Don’t Miss It
第三十二話 MERRY CHRISTMAS
第三十三話 年賀状じまい
新年あけましておめでとうございます。
今日は令和八年一月三日。
2026年最初のブログ。
今回も短くさくっと書く。

時系列に沿って書けば、以下の物語が濁流に巻き込まれるような混乱に陥るリスクは減る。
それには時を令和七年のクリスマスに巻き戻さないといけない。
令和七年十二月二十六日
年賀状じまいのメールが時に入る。
転職、避けがたい定年、さまざまな病など、人それぞれ苦しい中で生きていることがひしひしと伝わってくる。
人生は七転び八起き。
幸運なことに、昨年後半から、完全復活の兆候を感じ取れる。
周囲は少しずつ年賀状じまいを、考えている時期に…。

昔は休憩なしの連続十数時間診療は当たり前であったが、徐々に体調の不良を感じ始めペースがかなり落ちた。
休むことを許されないがゆえに、ほころびが見え隠れするようになる。
他方、スタッフは労働基準法に従い休憩を取れるように配慮している。
疲労困憊まで自分を追い込み、ペースを落とし、再点灯させる。
一度ピークを最大まで引き上げ、そこから落とし、少しずつピークをあげていく。
何か指標になるような、灯台のような光がほしいと思っていた。
その矢先に、昨年の十二月の一度スタートを切れば、止まらないという、休憩なしの十時間以上の連続勤務でも、意図も簡単にこなせる自分を発見。
これならいけるかも…。
Qualityを損なわなければ最高であるが、私の力量では限界があることを認めないといけない。
以上のような経緯もあり、
今年からちゃんと年賀状を出そうと考えた。
それが昨年十二月初旬。
これまでも今後もそうであるが、送り先の住所、氏名は手書き。
そして、新年の数行のメッセージももちろん手書き。

手書きでなければ味わいがないという、こだわりがあったのかもしれない。
多忙になるにつれて、心身の疲弊で徐々に書かなくなった。
十二月後半に入り、手書きの年賀状を書き始めた。書き終えたのが令和七年十二月二十六日。
自宅で湯船に使っているときに、ふとある考えが頭をよよぎった。
年賀状を書かなかったのは私の怠慢に加えて、手書きのこだわりによるものかもしれないと、今その理由を述べたばかり・・・。
熟考したが、それだけではなさそう…。
こだわりを持たないこだわりこそが、私のこだわり。
知人が「奥さん楽だね?」
そこまでこだわりがないあなたなら。
その通りである。
まさしく、こだわりがないという、こだわりの恩恵を家族は受け取っているが、それが当たり前になっている。
普通の怖さが隠れている。
では、どうして?

年賀状を眺め、数行の手書きに視線を向ける。
そして、年賀状をくれた人たちが私に感じさせてくれた言葉を介した感性、例えば、匂いや香りを再確認して昔を懐かしむ瞬間。
本物の臭覚ではないが、感性のひとつ。
それはわずか数分で終わるが…。
ところが、時を同じくして、電話が鳴り始めるか、家族の誰かから話しかけられ、結果的に注意がそれて、今瞬間的に感じつつある感覚が打ち消される。
残念で仕方ない…せっかく懐かしみ楽しんでいたのに…。
また1年間待たないといけないが、あっという間に1年が過ぎ去り、これから何度も正月を迎える。
四季は足早に駆け巡り、2026年を終え、気が付けば2027年になっているであろうと思う。
最初にやるべきことは、
過去の年賀状を引っ張り出す。
大昔の年賀状がたくさん出てくる。

私が30歳前後の年賀状が出てきた。
家族のひとりが作成した年賀状であるが、その当時の記憶がない。
女性は昔のことをずっと覚えているが、男性のなかには過去に振り返らないタイプの人はやたら多い。
「女性とは違って、男性の私は、自分の顔にこだわりが全然ないから、これが自分の顔だったとは…」と驚くしかない

クリニックのブログは、コロナ下で時間的な余裕ができたがゆえにスタートした。
コロナ流行後は、一日もマスクなしで診療したことがない。
今から5年以内のコロナ流行に。偶然出遭ったクライアントの方々は、私の素顔を知る由もない。
身を委ねる人が、自分の発言に対していかなる反応をしたのか知りたいと思う。
それが人間の心理。
しかしながら、私は必ずマスク着用…私が感染源になることはできない。
いつまで続くか?
医療従事者のマスク着用は当然のように思う…主治医の素顔を知ることなく終わる。
初期の40話前後は現在Upしていない。
というのは、今読めば、その当時の文章は読んでいられないほどひどいから…。
読むに堪えかねないことを痛感している次第…。
その途中、書くことに慣れない私は相当へばった。
マヨネーズやケチャップを絞りだすかの如く、振り絞らないと出ないこともあった。

と思えば、大雪のように降り出すこともあった。
脳のハンドリングが全然できていない。
感性の鋭い読み手なら一目瞭然。
今は数分から十分以内に感性のみで書きあげることができるようになりつつある。
完全復活であり、生後間もない新生児のようなもの。

ブーメランのように私の手に私が戻ってきた。
とても小さな光であるが、せっかく灯ったので、消さないように…。
P.S.
前作第三十二話Merry ChristmasのYou Tubeの音楽及び画像は、担当者のオリジナル作品。
<一点もの>であることを追記します。